コトバ・シグサ・アイ

二宮神山担の思うこと

ちょっと地味がちょうどいい!〜応援したくなるアイドル〜

ジャニヲタ人生、はや8年。私が嵐ファンになった小学生の頃は「花より男子」「山田太郎ものがたり」などのドラマの影響で嵐の大ブームが巻き起こり始めた頃。嵐のおかげでクラスメイトと会話できる事も多かった。
勿論、嵐を始めとするジャニーズタレントを良く思わない人もいた。そんな人達から、私は何度も同じ質問を受けた。




「ニノのどこがいいの?」




クラスが変わっても、中学生になっても、何度も何度もこの質問を受けてきた。それに対し、小学生の私は「かっこいいもん!」とか言ってたのだろうか。
今なら、質問してきた人達の考えも分かる気がする。




今でこそ5人がそれぞれに面白くてかっこよくて魅力的な嵐だが、昔の嵐は翔潤がかっこいい担当、残り3人がバラエティ担当、というイメージが強かった。特に二宮は派手なボケではなくツッコミに回ることが多いため、自動的に地味なイメージがついてしまう。単純な小学生たちは皆、かっこいい担当の2人に目がいくもの。地味なものには見向きもしていないのだ。


ここで疑問、そして今回のブログのテーマが登場する。




「地味なことは悪いことなのか?」




どんなグループにも必ずいる「ちょっと地味な人」。センターに立ちキラキラと輝くアイドルも眩しいけれど、やや捻くれ者の私は王道から外れた所に行きがちなのだ。たま〜にセンターに来る見せ場があるけれど、いつもは端っこからグループを支えているアイドル。そんなアイドルに惹かれてしまう。


例えばエイトの安田くん。信五や横山さん、丸ちゃんのようにバラエティによく出るわけでもなく、錦戸や大倉のようにゴールデンタイムのドラマや映画で主演を演じることも少なく、すばるのようにステージの真ん中で歌い上げる訳でもない。世間一般的にはかなり地味な部類に入る。


そんな彼が最も輝くのは、「アーティスト」している所だと思う。耳に残る様々な名曲を作り、首を振りながらギターをかき鳴らし、曲に合わせて歌い方を変え、丁寧に熱く歌い上げる。安田くんの特徴的なきゅんとくる声はファンの心を掴んで離さない。




「ちょっと地味」な人には、こんな風に、知る人ぞ知る魅力がある。語りきれない魅力は、本当に奥が深い。


王道には無いクセのある魅力。
たまに来る大きな見せ場。




たまらなく「好き!」と思う。





「ちょっと地味」に惹かれる人は、「マニアックな所のファンである」ということに優越感を感じているのかもしれない。きっと私もそう感じてしまう1人だ。でもこれはいやらしい気持ちでは無いはずだ。「私が応援しなきゃ」のような使命感に駆られるパターンもある。
「ちょっと地味」は奥が深い上に、ファンとして生きる自分を客観視することもできる、かもしれない。






「地味なことは悪いことなのか?」




冒頭の問いに、私はこう答えたい。
「ニノのどこがいいの?」と聞いてきたあの人達にもこう答えたい。




「ちょっと地味がちょうどいい!」