底抜けに明るい曲ほど泣ける論 part1
名付けて「底抜けに明るい曲ほど泣ける論」。そのままの意味です。わざとらしいバラードより底抜けに明るい曲の方が涙を誘うのではないか、そんな感じのお話です。
櫻井翔曰く、「愛を叫べ」はこの理論に当てはまる曲だそうです。この曲は今までの嵐のラブソングとは大きく違う、「結婚式を迎える人を祝う友達」を題材としているため、「仲間達が結婚する人のために時間を割いて頑張ってくれた」事に感動する、というストーリー性と深みがあるんです。そこまで考えて改めて「愛を叫べ」を聞くと、なんだか凄く深い曲に聞こえてきます。
この理論に当てはまる曲を、私の独断と偏見でいくつかチョイスしてみます。
ここから先はラ!本編のネタバレが入ります
まほうつかいはじめました!はアイドルにこらしい王道応援ソング。名前とかけて「にっこりの魔法」なんていう歌詞もあります。まさに底抜けに明るい曲。この曲にも、泣ける要素があります。
にこは以前からスクールアイドルに憧れ、μ's加入前にスクールアイドルとして活動していた過去があります。当時にこのストイックさに耐えきれなくなったメンバーはひとりずつ去っていき、最終的ににこはひとり残されてしまいました。同学年の希と絵里は孤独に苦しむにこを何となく見ていた、そんな時期がありました。
そんな暗い過去があった末、にこはμ'sに加入、憧れていたスクールアイドルとして輝く事が出来ました。そんなにこはμ'sメンバーに「アイドルは笑顔を見せる仕事じゃない、笑顔にさせる仕事よ」と語ります。
そして彼女は歌います。
「届け魔法 笑顔のまほう みんなをしあわけに にっこりの魔法 笑顔のまほう
なみださよなら にっこにっこにこにこーだよ ほら楽しくなれっ」
笑顔にさせる、にこはアイドルはこうあるべきだ、という形を保ち続けています。一生懸命な歌声に気持ちのいいギターの音が重なり、涙を誘います。
底抜けに明るい曲ほど泣ける論、歌う人の背景、過去、経験が見える歌にきっと当てはまるのでしょう。
この理論、結構好きです。シリーズ化して、ちょこちょこ書いていこうと思います。
以上