コトバ・シグサ・アイ

二宮神山担の思うこと

最推しが最後の2期生として卒業しました。私が #鈴木絢音 に贈りたい言葉。

推しが卒業するとブログ書く流れを数年前にやっていたので、今回も書こうかと。正直この人の卒業を語る日が来るなんて思ってもいなかったし、本当は来て欲しくなかったけど。

 

乃木坂46最後の2期生、鈴木絢音さんが卒業しました。私にとっては女性アイドルで一番の推し。そんな絢音ちゃんに私が贈りたい言葉を勝手に綴ります。

 

 

 

 

まず、絢音ちゃんを推すことが出来て、本当に楽しかった。絢音ちゃんを見つけることが出来て、本当に良かった。アイドルを10年も続けてくれて、本当にありがとう。多彩で多才な絢音ちゃんを語ろうにも、「好き!」という言葉しか出てこない。こんな簡単な言葉で片付けたくないくらいの大きな想いを私は表現し切れないです。

 

私が最初に絢音ちゃんを認識したのは、「真夏さんリスペクト軍団」が結成された頃。無口でおとなしくてこけし人形みたいな絢音ちゃんでした。自分がたぬき顔だからなのか、絢音ちゃんのキリッとしたお顔立ちに目を奪われ、さらに自分と同学年と知り、どんどん興味を惹かれていきました。

同時に2期生の皆もまるっと応援し始めました。自分のヲタク的性質上、常にグループを引っ張るフロントマンより 日が当たることが少ない子達を応援したくなるのです。不遇だと言われていた2期生の皆はそれぞれ個性的で、結束力が強くて、可愛くてかっこいい。みんなのことが大好きです。

 

私が絢音ちゃんを推し始めてから、絢音ちゃんの躍進が始まりました。16th収録「2度目のキスから」でユニット曲を貰い、17th収録「風船は生きている」で初のアンダーフロント、20th収録「新しい世界」で初のアンダーセンター、21st「ジコチューで行こう!」でついに選抜入りを果たしました。数字で並べると本当に凄い大躍進。少しずつ着実に歩みを進めていく絢音ちゃんは本当にファンとして誇らしくて、絢音ちゃんに嬉しいことがあると自分も嬉しくなっていました。

もちろんポジションは大切だったけど、絢音ちゃんはどこにいても存在感があったし輝いていました。アンダーと選抜を行き来したり、歌番組で代打出演したりする事も多くて、いっぱい苦労した人なんだろうと思います。そんな苦労を見せずに、堂々とパフォーマンスする絢音ちゃんが本当に大好きでした。

 

絢音ちゃんの出る全ての現場に行くことは叶わなかったけれど、特に印象に残っているのは2つ。

1つ目は、初めて行った全国握手会。人生で初めて挑戦した握手会で、とにかくどうして良いか分からず、言われるがまま並んであっという間に絢音ちゃんとのご対面。「絢音ちゃんに会いに来ました!!」とごく当たり前な事しか言えなかった私の手を優しく握って、「えー!ありがとう!わぁ素敵なワンピース〜!!」と目を見開いてにこやかに言ってくれました。お気に入りのワンピを着ていって本当に良かった。あれから5年くらい経ってるのに未だに夢みたいな体験でした。

2つ目は、絢音ちゃん初座長公演「六番目の小夜子」。ホラーが死ぬほど苦手な自分でも絶対見てやる!!と意気込んで向かった新国立劇場 小劇場。舞台に立つ絢音ちゃんは私の知ってる絢音ちゃんは居らず、小夜子が妖しく笑っていました。私はベタベタなホラーがとにかく苦手なのですが、「六番目の小夜子」は人間の恐ろしさを描いた作品で本当に面白かった。ホラーだからと避けていた自分に新しい世界を見せてくれました。

 

絢音ちゃんを推していると、常に新しくてワクワクする体験をすることが出来ました。絢音ちゃんを推す事がなければ、何を喋るか考えながら握手会に並んだり、サイリウムを2本持って「超絶可愛い!」と叫んだり、現地で他のヲタクの人に声をかけたり、衣装コスを作ってライブに着て行ったり、女子アイドルの写真集を買ったり、ひとりで新国立劇場に行ったりすることは無かったのです。全部がキラキラしている、大切な大切な思い出です。

 

 

この春 私は転職して、新しい職場で慣れない毎日を過ごしています。勤務時間も変わってしまい、絢音ちゃんの卒業セレモニーをリアルタイムで見ることは叶いませんでした。ネットニュースのお写真を見て泣き、セトリを見て泣きました。そしてようやく4/1にリピート配信で絢音ちゃんを見送る事が出来ました。

絢音ちゃんの乃木坂人生を凝縮したセレモニーでしたね。見たかったもの全部見れた気がします。驚いたのは後輩メンバー全員が喋ったこと。乃木坂46はただでさえ人数が多く通常のコンサートMCでもお話できるメンバーはかなり限られますが、絢音ちゃんは全員と話がしたい!と時間を作りました。なんて温かい人なんだろうと思いました。今まで先輩や同期に喋る機会を貰ってきた絢音ちゃんが今度は自分の後輩に同じことをしてあげているように思えて、この10年の重みを感じさせられました。

ユニット、アンダー、選抜。それぞれに色々な思いが込められていました。大切な曲達を「後輩ちゃんの力を借りて」披露した絢音ちゃん。私は生駒里奈ちゃんの卒業コンサートを思い出しました。絢音ちゃんは生駒ちゃんの大切な曲「てもでもの涙」を2人で披露しました。もう5年も前になるんですね。同郷の後輩として可愛がってくれた生駒ちゃんのように、絢音ちゃんも後輩に対して多くのものを残してくれました。そして終盤に歌われた2期楽曲。守り続けてきた2期という場所を誰よりも誇りに思う絢音ちゃんらしいステージでした。

 

 

乃木坂のために走り続けてきた10年。悲しい物語にはしたくない。絢音ちゃんは全て大切だったと語りました。いつも自分のことは二の次でグループのために、メンバーのために、後輩のためにと言い続けてきた絢音ちゃんらしくとても謙虚で丁寧な人だからこそ出る言葉ばかりで、最後わがままを言えるのなら「また見つけてほしい」と。そんなのわがままなんかじゃないよ、と言いたくなります。

 

絢音ちゃんは私たちファンに「私を見つけてくれてありがとう」と言ってくれます。

正直私は昔からのファンでは無いのですが、私が絢音ちゃんを見つける事が出来たのは「真夏さんリスペクト軍団」があったからでした。もちろん真夏さんの存在も大きかったけれど、絢音ちゃん自身に「軍団に迎えたい」と思わせる魅力があったからだろうし、ただの仲良しチームで終わらせず1楽曲作ってCDに収録されるまでの魅力があったのです。ただでさえグループに人数が多く、全員がコンスタントにユニット曲を貰えない中で、あのタイミングでの楽曲化は絢音ちゃんにとっても私にとっても奇跡的で運命的でした。

ちょうど私が乃木坂46に興味を持ち始めた頃に、彗星の如く私の目の前に現れた絢音ちゃん。私が絢音ちゃんを見つけることはとても容易なことでした。

絢音ちゃんが「見つけてくれてありがとう」と言うのなら、私は「見つけられる場所に現れてくれてありがとう」と返します。そして、「どんな場所に移ろうとも輝いてくれて、見つけやすいようにしてくれて本当にありがとう」と伝えたいです。だからまた絢音ちゃんのことを見つけます。

 

あまり急かしても仕方ないことだと思うし、絢音ちゃんが自分のために使える時間を有意義に過ごしてほしいと願うばかりですが、私はまた絢音ちゃんを見つけられるように、いつまでも待っています。

 

10年間アイドルを頑張ってくれてありがとう。大好きな絢音ちゃん、本当にお疲れ様でした。

 

 

死人の季節がやってくる!#幽霊はここにいる 感想

人は誰しも"何かをやってみたい"と思う…鏡に自分の姿を映してみたくなるように。

 

 


「幽霊はここにいる」感想をようやくまとめられた…!

ナンセンスで夢夢しい、とはどんなお芝居なのか想像もつかないまま、原作本も読まないまま身一つで乗り込み味わって参りました。あの不思議なふわふわした、その上重苦しくて、尚且つ愉快な体験、生きて来た中では経験したことの無い感覚だった。では、思ったことをダラダラと書き連ねていきます。考察もどきあり。パンフレットにある記述も少しだけ拾います。全てにおいて素人です!!!

 


不思議な男、深川

まず特徴的なセットに驚いた。カーテンの中から現れた、砂を敷き詰めた大きな円。上から細く真っ直ぐ落ちる砂を傘で受ける深川の意味深な画で始まった。まるで深川を頭から突き刺すように落ちてくる砂は、雨のように見えて、深川にのしかかる負の感情にも似ているかもしれない。なんて後から思い返した。

序盤から、自分が連れている幽霊に対しての思いを訴え続ける深川の純粋過ぎる様子は凄く恐ろしかった。大庭や箱山から「演技にしてはちょっと出来すぎている」と何度も言われているように、本当に幽霊の事しか考えていないように思わせる純粋が故の怖さ、危うさ。今まであまり感じたことの無いヒリヒリ感だった。深川の言動を信じざるを得ない程、正気でありながらまさに"取り憑かれている"様子なんだろうな。(まあ初めから正気では無いのだけど)

なぜ深川は幽霊と会話できる事をそこまでオープンに出来たんだろう?その日の食事さえ困るような環境下。気狂いと思われて自分から人が離れていく事より、無理矢理にでも自分のそばにいる幽霊を優先するという、常人には理解し難い思想が最初の出会いのシーンから少しずつ滲み出ていたんだと思う。素直で可愛い風に見せて、そのまま純粋な口ぶりで怖いことを言う深川。神山担という視点を持つ自分からするとまぁ可愛いのだけど、そんなヲタクの気持ちさえ見透かすような恐ろしさもあった。

 


戸籍の歌

ヒカリ電器で死人の写真買取を始めた深川と大庭。偵察に来た新聞記者の箱山も巻き込みながら、幽霊達の身元調査がスタート。ここで始まるのが深川唯一のソロ歌唱シーン、「戸籍の歌」。主人公の深川がようやく生き生きと動き出すこのシーンは神山くんの歌とダンスを堪能出来る見どころのひとつ。

ソロ歌唱があることは知っていたけれど、急に現代チックな振り付けが入るのはかなり驚いた。あそこまで急に生き生きと動く深川に違和感を感じるのは、序盤の気弱で大人しそうな感じから一転して、本来の目的である「戦友の幽霊の身元探し」=「今生きる目的」を実行に移して文字通り生き生きしたからなのか。急に神山智洋に戻るメタい感じはヲタクにとっては好物でした。

 

戦友の幽霊を通じて他の幽霊達の身許を調べていく深川だが、深川と「戦友の幽霊」の目的はあくまでも「戦友の幽霊」の身許調査。ひとつでも死人の写真に目を通したい(戦友に目を通してもらいたい)深川にとって他の幽霊達のことはついでに過ぎないはずなのに、戸籍台帳を作るまでの気合いの入れよう。深川が途中で戦友の幽霊に「これで良いよね?」と確認する台詞があり、戸籍登録のオペレーションは「戦友の」彼の提案であるらしい。この時の「戦友の幽霊」は自分の身許探しと並行しつつ、他の幽霊達の身許も調べていくことにもかなり意欲的。そんな意欲はどこから湧いてくるのか、後述する「幽霊の自尊心」からかな、と思う。

 


幽霊の自尊心

度々出てくるこの言葉。これが「家なき幽霊に愛の手を!」という箱山の記事に繋がり、街を巻き込んでいくきっかけとなっていく。いつの間にか「幽霊さん」呼びがスタンダードになっているのも面白い。

自尊心、すなわち自分を大切にする気持ち。例え死んで幽霊になろうが、この世に生を受けた1人の人間として、「人は何かを成し遂げたいと思う」と深川は言う。生きる為に何かを成し遂げるのか、何かを成し遂げる為に生きるのか。全ての人間の生き方に関わる壮大なテーマを深川は投げかけてくる。

人前に出るのは苦手だと言う深川が、何故そこまで何かを成し遂げることに執着するのか。もちろん表向きの理由は戦友の為であるけど、何もせずただ病院でうずくまる時間を経験したからこそ出る言葉なのかな、と思ったり。ただ時間を無駄にする事をせず、自分に出来ることをしたい。何かの為に動く事で生を実感できるのは現代でも変わらないと思う。むしろ止まってしまうことが恐ろしいと感じる人も中には居て、その思考に至るまでにはそれ相応の経験を経ているのかな、と。そうやって何とか生を実感したいが為の行動であることは勿論分かるけど、自分の身を投げ打ってまで続けることは、本当に自らの生に繋がっているんだろうか?結局は自分を苦しめて、生きづらくなってはいないだろうか?自分の周りの頑張りすぎてる人を見ると、私はいつもそう思ってしまう。

幽霊の自尊心を優先し、自らの人生はどうでも良いように笑っている深川。ミサコがその様子を見てむかむかしてくる気持ちが凄く分かる。結局は自分を滅ぼす行為をそんな元気にやられていたら、どうにかしてあげたくなるものだと私は思う。

 

 

赤い道・深川と幽霊の関係

箱山の記事が広まったことにより、写真の売買が盛んになっていくヒカリ電器。幽霊の存在が知れ渡り、幽霊ビジネスはどんどん派生して行く。市民たちがカーテンから現れるたびに小物が豪華になっていくシーンがめちゃくちゃお気に入り。砂の円の外側ですっごく楽しそうに歌い踊る市民と、砂の中で驚いてちょっと引いてる?様子の深川の対比がくっきりしていて、目に見てて毎回楽しいシーンだった。

そんな楽しそうで大盛り上がりな北浜の街と発展を目論む幽霊後援会とは裏腹に、次第に様子がおかしくなっていく深川。あの赤い道のシーンは胸を突き刺してくるような恐ろしさだった。目に見えないはずの恐怖が、目に見える人の形になって迫り来る。北浜の人々が忘れてしまった戦時中の記憶を持ち続け、縛りつけられている深川を改めて思い知ることになるシーンだった。目の前のものに恐怖して腰を抜かす神山くんを見て、「オセロー」の鏡の間を思い出した。あの時のイアーゴーは嫉妬心に喰われ怪物と成り果てた自分の姿を見ていたけど、深川は自分の中に眠り続けている恐ろしい記憶を見ていたのだろうか。

後に分かるように"戦友の幽霊"は実在せず、深川(吉田)の幻覚に過ぎなかったのだけど、今思い返せば戦友の幽霊が殴ってくるというシーンを疑問に思う。本物の深川曰く、深川(吉田)は頭の中で深川と自分を入れ替えてしまったようで、深川(吉田)が連れている戦友は本来の吉田と言える。

現代に生きる私の狭い視点では、戦友の幽霊は吉田の深層心理によって突き動かされていたのかな?と思う。頼まれた仕事は何でもやりたい、可愛いミサコにアタックしたい、後援会の会長や市長になりたい、とアクティブな様子は、今までできなかった事を思い切りしたい(表向きでは、幽霊の彼にさせてあげたい)という欲求だったんだろう。そんな深層心理の欲求の塊である"彼"の思い通りに行動してくれず、しっかりものを言ってくれない深川(吉田)に対しての苛立ちで、殴る・傷つけようとするという行動に現れたのかもしれない。要するにこれは自分に対する苛立ちで、「こうしたい、でも出来ない」というむず痒い葛藤の表現なのかな。この葛藤が「人は何かを成し遂げたいと思う」に繋がるし、ミサコが心配していた結果にも近いと思う。

 

 

 

吉田の失われた時間

物語は大抵何かが起こってしまって始まるものだけど、もしそうでなかったら、と妄想もしてしまう。仮に、深川(吉田)が狂う事がなく、本物の深川と共に無事に帰ってきてその後の人生を平穏に過ごしていたらどうなっていただろう?

そう思うキッカケになったのは、本公演のパンフレットだ。当たり前かもしれないけど、パンフレットに載っている神山くんはキリッとした洋服を見に纏いシリアスな表情。さっきまで舞台上にいたどの深川とも違う姿だ。特に気になるのは「妄想対談」のページ。幽霊ビジネスに成功した男と幽霊!みたいな書き方されてて深川として取材を受けている。劇中は着替えないだけで本来はあんな感じでおめかししたのかもしれないけど、深川より幽霊にスポットを当てるなら取材側も服装なんて気にしないのかもしれないし、あの日本兵の格好の方が"戦友の幽霊を連れている"のが視覚的に伝わりやすいからキャッチーなのかも。と話は逸れたけど。

謙虚で素朴で、(幽霊に指示されたことだけどあれを本人の潜在意識とするならば)幽霊の戸籍管理システムをきちんと構築するほど賢くて真面目な吉田。戦友だった深川(本物)が弁護士ということもあるし、2人の境遇が近いなら吉田も弁護士くらい賢さが必要な職に就いていたかもしれない。

正直、深川(吉田)って物語終了時点だと社会的能力はほぼ無いに等しいと思う。あれだけ社会が発展した中、ひとり幻覚と会話してただけだから…(勿論本人の意識の中の葛藤や精神病は本人のせいでは無いし責められるところでは無いけど) だからこそ、ミサコや深川、母からの"心の支え"や、新しい"成し遂げたいこと"は必要不可欠な要素になっていくんだろうな。

 


走る!踊る!ミサコがすごく好き!

他のキャストさんについても書きたいのだけど、とりあえず私が個人的に語りたい秋田汐梨ちゃんのミサコについて。


ミサコさん、めちゃくちゃ可愛くてかっこよかった。1公演見た後に実写版「賭ケグルイ双」の花手毬つづらちゃん役の方だと気付いた。ミサコとは役柄があまりにも違うので驚いた。ジャニーズWESTファンからすれば藤井流星さん出演 劇場版2作目の「絶体絶命ロシアンルーレット」が印象的だと思うけど、「賭ケグルイ双」は本編開始前の芽亜里(森川葵ちゃん)が主人公のお話でめちゃくちゃ面白いので是非見てほしい。花手毬つづらちゃんの秋田さんは凄くホワホワした不思議ちゃんな役柄で、濃いキャラだらけの中でもひとりホワホワがブレないつづらちゃんがとても印象的だった。

今回のミサコもとにかくブレが無くしっかりとした軸があるように思えた。観客に1番近い視点のキャラだからか、ミサコが出てくるシーンは凄く安心して見れた気がする。


戦友の幽霊はミサコに対して恋心があったが、深川(吉田)にはそこまでの気持ちが無いような感じもする。それでもミサコがずっと心配してくれていたり、幽霊抜きで会話しようとするシーンがあったりするので、全く意識しない対象とまではいかないのかな。

「また会ってくれるね?」「もう会ってるじゃない!」「あそっか。」の掛け合いでなんとなく「あそっか」がそっけなく感じるのは、本当に今後会ってもらえるかという先のことへの不安で頭がいっぱいで今を認識出来ていなかっただけなのかも。いや難しいけど。

 

 

以下、超!個人的な考え・気持ち

 

変わることへの恐怖

公演時期は12月。その頃私は転職活動真っ最中だった。新卒で入社した職場を離れる決意をした直後。嫌いで仕方ない職場を離れられる幸福感と、優しく育ててくれた先輩や取り残してしまう後輩に対する罪悪感と、なかなか面接日程が決まらず年内に内定が貰えるか不安で焦る気持ちで心がぐちゃぐちゃになっていた。

自分で言うのもおかしな話だが、今までの短い20数年間、平穏で世間的には真面目な人間として過ごしてきた。そこそこな成績で進学して、まあまあな会社に就職したはずだった。退職に至った経緯は端折るが、今回の退職・転職は自分にとってはかなり大きなターニングポイントだった。そんな心がぐちゃぐちゃな時期に、「幽霊はここにいる」カンパニーの存在はあまりにも大きかった。知っての通り幸せハッピーな演目では無かったが、神山くんに会えるということ・上質なお芝居を観る素晴らしい体験が出来るということ・戦後の時代背景やまだ自分が理解していない描写について深く考え、嫌な考え事を無いものにできるということは、とにかく心の支えだった。

今後の人生に対する漠然とした"不安"と"恐怖"、そんな不安に押し流されそうな私を奮い立たせた"心の支え"。どちらも実体は無い、目には見えない感情だ。「幽霊はここにいる」を観ておいて言いたくはないけれど、目には見えないものには強大な力がある。

吉田が"幽霊に取り憑かれた"状態から立ち直るように、今まで当たり前にあったものから離れて人生をやり直すことは本当に恐ろしいけれど、当たり前から離れたいという気持ちを信じて立ち上がるしか無い。今までの幽霊ビジネスに溢れた日常から急に引き離された吉田には不安しか無いと思うが、ミサコや本物の深川・母達から、"心の支え"という実体のない支えを受けるのだろう。

 


深川啓介は預言者か?見えない神の大いなる力。

観劇後、渋谷スクランブル交差点でキリスト教を布教する看板を持つ男性を見かけた。確か看板には「悔い改めよ」とか「人は死後裁きを受ける」とか、そんな感じに書いてあったと思う。看板を持つ男性は拡声器でぶつぶつと何かを訴え続けていた。スクランブル交差点でよく見る光景ではあるが、ふと思った。幽霊の声が聞こえる深川は預言者みたいなものかもしれない、と。

資本主義への皮肉とはかなりズレるけど、預言者とは神の言葉を預かり人々に伝える役割を持っている。目に見えない存在の伝達役という面では、深川もある意味預言者だ。幽霊ビジネスを始めた当初は、宗教団体の講演に出席したり幽霊探偵をしたり、人々に色んなものをもたらしてきた“戦友の幽霊”だが、やがて彼は自らの意思をあらわにし、思い通りにならないと遠くに行くと言って聞かなくなる。人々にお告げしたり祝福を授けたりする神とは違い、自尊心(深川の深層心理の欲求?)を剥き出しにして、後援会のお偉方の手には負えなくなっていく。

こうして見ると、見えないものを崇めたりあやかったりする行為って凄く馬鹿げているように見える。だけど私たち人間は時に神頼みをしたり占いを信じてみたりもする。「幽霊がここにいる」のチケットを手に入れたい時も私は何かに祈ったし、「オセロー」の時には謎に気合いが入って神社に当選祈願とお礼参りにも行った。"なんかそんな気がしてくるかも"に支えてもらう、目には見えない"言霊"が人に与える影響はやっぱり大きくて、そんなでも良いじゃん!きっと大丈夫でしょ!が割と好きな自分もいる。

最近安めの占いに行って、恋人が欲しいと相談してみたら、「恋人がいない方がメリットがあると思ってるね?」と決めつけられた。どうやら私が深層心理でそう言っているらしい。そりゃ面倒を見たり意識したりする人間が少ない方がヲタ活しやすいに決まっているので当たりだ。大いなる創造主曰く、「自信を持ち、自分を愛していれば、理解してくれる人が寄ってきてくれる」らしい。最後には「自分の趣味を理解してくれる人となら付き合える」と深層心理を書き換えてくれた。要するに頑張れ、ということなんだろう。

 


神山智洋は憑依型か?アイドル、俳優、クリエイターの神山智洋

神山くんのように純粋で優しそうな青年に見えて、どこか深い思想と重たい闇が垣間見える深川。心から“戦友の幽霊”がそこにいるように見せる神山くんのお芝居は、素人目に見てもリアリティとフィクションのちょうど狭間のような不思議な没入感を感じさせた。“演劇”、“幽霊”というキーワードから、“憑依”という言葉は連想しやすい。よく憑依型演技なんて言うけれど、個人的に神山くんは憑依型では無いと思っている。とにかく身体で受け止める努力をして、じっくり頭で考え、また身体で放出させている感じがする。もちろん神山くん自身の思考までは分からないし、お芝居について素人の自分がここで何か評価を出来る訳でも無いのだけど、とてもクリエイターらしい雰囲気はなんとなく感じる。

台本があり演出家の意図もあるお芝居は、決して自分ひとりの創作物では無い。神山くんの本業であるアイドルも楽曲があって事務所やレーベルのスタッフがいる。タレントだけが作るものでは無い。メンバーの作詞作曲にももちろんスタッフやアーティストの手は少なからず入るだろうし、アイドルも俳優もクリエイターも、無から何かを生み出す仕事とは言えないと思う。多かれ少なかれ縛りがある中で、いかに表現し伝えるか。そんな難しい仕事に神山くんは誇りを持っているようだし、そんな神山くんが私は好きだ。

私はライブや舞台で神山くんに会う度に、そこでしか味わえない体験をして、新しい世界を見せてもらっている。心を豊かにしてもらっている気がする。心が豊か、なんて言うとおじさんの説教ぽくて好きじゃないけれど、ひとつひとつ自分の脳みそに美しい記憶を刻み込んでいるこの高揚感は何にも変え難いものだ。

 

もしかしたら本来の原作や演出家さんが意図しているメッセージは自分には理解できていないのかもしれない、と凄く不安に思う。資本主義への皮肉は未熟な自分では言語化するのが難しく今回は書いていないけれど、自分なりに自分と重ねて思考するのはとにかく楽しい。見るものが悲劇でも喜劇でもそのどちらでも無くても、観に行くという行為自体が尊くて、観た後の後味さえも愛しい。このドキドキワクワクの為に、しみったれたこの世界で私は労働し息をしていくんだ。

 


また新しいワクワク体験ができるその日まで、健やかに待っていようと思う。

 

 

ヲタクと現場とアイシャドウ

なんかね、気付いたら集まってたんよ、アイシャドウ達が…………

 

 

コロナ禍になってから2、3年に入り少しずつ復活してきた現場で、ヲタクが気合いを入れないはずが無い。僅かに見える目元で頑張らないでどうする。と言い訳を積み重ねてきたら、いつの間にかたくさんアイシャドウを買ってしまっていました!現場に合わせて買うのが楽しくてついポンポン買っちゃって!!でも可愛いパレット欲しくなるじゃない!!!仕方ないね!!

 

という事で、ここ最近買ったアイシャドウを中心に、私のどうでもいい話を書き留めておこうと思います。

 

peripera オールテイクムードパレット #10テットムブラウン

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韓国のクマは可愛ええんじゃ!!と思わず叫びたくなるパケが特徴、クマのキャラクターTETEUMとのコラボ商品。とにかくクマが可愛すぎる。ずるい。peripera×TETEUMは第一弾もちょこちょこ買ってて、おまけで付いてきたシールを職場のデスクの至る所に貼りまくっています。常に視界に入る位置にこのキューティー過ぎるくまちゃん。精神を保ってくれるくまちゃん。いつもありがとう。ソウルにはこのくまちゃんがたくさん居るTETEUMカフェがあるらしいので死ぬまでに行きたい。

もちろんパケが最高!っていうのもひとつの購買理由ですが、この温かみのある色は 神山智洋さん主演舞台「LUNGS」観劇の際に使用したかったんですよね。届くの間に合わなかったんですけど。現場で使う"はずだった"コスメ。普段使いしやすくて、ちょっとしっとりめのラメをぽんぽんするだけでTWICEみたいな目になれる。肌馴染みの良いブラウンとラメのうるうる感。たまらん。粉飛びは若干する気がするけど知識と経験が乏しいので分からない!!

 

CANMAKE シルキースフレアイズ(マットタイプ)M02チャイブリック

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写真が汚ねえ。前述した舞台「LUNGS」観劇の際に使用したアイシャドウ。人気シリーズのマットタイプで使用感は抜群。薄い色から順に乗せてラメをパパッするだけの初心者にも有難いキャンメイク様です。

さて、何故この色味にしたのか。私は「内臓の色メイク」がしたかったんですよね…「LUNGS」は肺という意味の単語で、つまり内臓。LUNGS色という訳です。赤、ピンクの粘膜ぽい感じ。「LUNGS」イメージビジュアルはブルーでしたが、如何せん自分がゴリゴリイエベなのでブルーは取り入れるのが難しくて。こじつけ感もあるかもしれませんが、とりあえず赤をメインカラーにしたかった。アイライナーも同じくCANMAKEのクリーミータッチライナーの深い赤。マスカラはエテュセの深めボルドー。内臓の色に染めあげた目元で舞台に挑めて楽しかったですね。赤は血の色、一般的に女性を指す色、そして「赤」ちゃんという事で、こじつけにしても「LUNGS」にはぴったりだったのかな〜と今更思ってます。

 

rom&nd べターザンアイズ N02ドライバイオレット

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こちらは乃木坂46鈴木絢音さん主演舞台「六番目の小夜子」観劇の際に使用したアイシャドウ。観劇1週間前に駆け込みで買いました。これは単純に乃木坂46のグループカラーであり、絢音ちゃんのサイリウムカラーでもある紫を取り入れたかったから。個人的にロムアンドの商品を買うのは初めてで謎にソワソワしました。ロムアンドといえばリップが評判だけどマスク生活の今じゃなかなか手が出しづらいね。流行りのアジアコスメをすぐ買えるロフトって凄い。ロフトうろうろするだけで流行りに乗れている気がするけど、やっぱり自分より年下の学生さんがわんさか居るとちょっと恥ずかしくなってしまう。

ゴリゴリイエベ女が紫を使うのは抵抗があったのですが、かなりくすんだラベンダーなのでそこまで肌の色に左右されず使えました。締め色の濃ゆいパープルが最高にクールなのでアイライナーみたいにググッと入れると楽しい。絢音ちゃんのキリッとした目に少しでも近づけるよう祈りながら使用しました。

六番目の小夜子」は赤い花や赤い傘が劇中に登場する為、赤でまとめたメイクの方が作品に寄り添った感じにはなったかもしれませんが、もう2度と無い「初」主演の絢音ちゃんを称える気持ちも込めて、紫を選びました。座長かっこよかった。

 

hince ニューデップスアイシャドウパレット 03 ライク・ア・シーン

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先述した「六番目の小夜子」観劇後の帰り道、原宿の@cosme TOKYOでゲットしてきました。以前行った時は売り切れていたので再チャレンジして無事買えてよかった。あの大西流星さんもお持ちだというイエベ大優勝パレット。この抹茶色がなんともおしゃれカラーで、緑の化身になりつつある神山担としては持っておきたい!という使命感で買ってしまいました。勿論抹茶色も素敵ですが、右下のラメが最高に可愛い。黒目のところにポンポンしておけばとりあえず可愛い。ミラー部分に保護用フィルムが貼ってあるっぽいけど全くめくれなくて困ってる。これフィルム貼ってないのかな、それにしては鏡曇り過ぎだよな…とにかくこれからの現場でも活躍させたい!!私はこいつと生きていく。

 

ヲタクと現場

アイシャドウという取っ掛かりで書き始めたけど、1人頭の中だけで完結してた小さな拘りを文字に起こすのは面白い。今回書いた「LUNGS」は2021年の年末に、「六番目の小夜子」は2022年の年始に上演されました。自担の舞台で締めた年、推しの舞台で明けた年、なんて充実したヲタク人生だろうか…。久々の1人小旅行はめちゃくちゃ楽しくて、初めて訪れる知らない街を歩く時間は本当に至福の時でした。大好きな友人と久々に呑むことも出来たし、上質な芝居を楽しむことも出来た。人生はこうでなくちゃ、とひたすらに思った期間でした。

 

今の私はとにかく仕事を辞めたくて、次どうやって生きていこうか毎日頭を悩ませています。今の仕事から派生した新しいことをやってみたいけど、勉強したことの無い分野だし、中学生の時からの人生の目標にしていたことをやってみたいけど、きつい労働環境に身を置くのも怖い。今の職場には不満しかないはずだけど、私が怠けているだけで努力不足、経験不足な事がたくさんあるのも分かってる。100%会社のせいならすぐにでも荷物をまとめたいけれど、私が抱える不満の一部はきっと他の場所に行ってもついてくるものだと分かってる。

とにかく行動するのが怖い私に"新しい世界"を見せてくれるのは、いつだってヲタク活動でした。知らなかったこと、考えたことが無かったことを教えてくれます。私の考えていることを優しく肯定してくれるような、いつも微笑んで手を差し伸べてくれているような気がするのです。「生きがい」と言うのは重過ぎるけれど、ヲタク活動に生かされているのは事実だなぁと常々思います。

 

考えをまとめたくて書いたのに、締めの言葉はいつも思いつかないな。常にたくさんの大切なものを抱きかかえながら生きていたいなぁ。

 

 

 

#LUNGS 感想書きたいだけ書きました

LUNGS @サンケイホールブリーゼ 11/6昼公演 観劇して参りました。感想を含めつつ自分の意見・意志を書き残そうと思います。ネタバレ有。自分のことめちゃくちゃ書いてる。

 

以下、神山くん演じる男を「M」、奥村さん演じる女を「W」と表記します。

 

 

 

 

 


「話し合う」とは

2人の演者が出ずっぱりの100分間2人芝居。セットチェンジや衣装替えも無いため、情景描写は全て2人の言葉と動作によって形成される。「子供を持つべきかどうか」について2人が話し合うというのが話の導入です。子供を持つ事に対する不安や悩みをぶつけるW。若干ヒステリック気味になっているWを宥めるようにMが「落ち着いて、話し合おう、話し合おう」と声をかける。「良い親になれる、大丈夫だから」とひたすら宥め続けるM。

劇中、2人の言葉がぶつかり合い同時に喋るシーンが何度も何度も出てきたのが印象的だった。互いの意見をただただぶつけ合い、ヒステリックになるWに困り果てて苦しそうな泣きそうな顔になるM。果たしてこんな状況は「話し合い」とは呼べるのかな?普段自分が仕事してても自分の意思と相手の意思が噛み合わないことはたくさんある。「対話」とは結局話す側と聞く側になるだけ。互いに理解し合うことの難しさを目の当たりにした気持ちだった。

オセロー*1のときにも「他者の気持ちを理解すること」についてブログ書いてた。100%完全に相手の気持ちは分からないし共感することは不可能だと私は思っている。他人の感情というもの自体怪物のように得体の知れないもので、「相手の立場になって考える」とは言うけれど、正直かなり難しい話だと思う。さらにMとWでは男女で考え方が違うことに加えて、学歴やキャリアが(恐らく育ってきた環境も)大きく違う様子だった。(この辺りは次の項目で詳しく)

子供ひとり産む事によって起きる世界への影響を重く深く考えたり、数十年数100年先の未来よりも自分達の身近な幸せや夢を優先したり、違う方向に枝分かれした2人の意見の中間の良いところを探る行為は、話し合いだけでは終わりが見えない。分かりあうこと自体難しいのだから。

 

 

 

相手と自分の"差"の話。空いた心の拠り所。

あとちょっと記憶違いだったら申し訳ないけれど、いざ出来た子が流れてしまった時、WとMの心の距離がどんどん離れて、Mが君のことがわからない、的なことを言ってたと思うんですよ。Mは落ち込むWのことを心配して寄り添おうとしてたし(後にWから「理解してほしかった」的なことを言われるけど)、すれ違いが生じた場面なんですけど、私は後から考えて、なんとなくMは Wに対して学歴や賢さに関してコンプレックスがあるような気がした。Mは音楽をやってて定職には就いていない様子(後に就職)で、Wは大学院生?研究者?(後に博士号を取る)。途中Mが「(Wの親は)お腹の中の子の父親が僕じゃなければよかったと思ってるだろう」と言う台詞もあり、劣等感のようなものも垣間見える。

Wがアンダーラインを引いた本をMが読むと言っていたし、Wは凄く聡明な人であると同時に、Mは学歴はそんなに良い方じゃなくて割とフラフラしてるタイプだと分かる。そしてMはWの聡明さを尊敬しているしそこに惹かれている感じがした。

なんとなく私はMの立場に近い。Wが細かな数字までスラスラと唱える環境の話や世界の話は勿論関心が無いわけじゃないけど、どうしても難しいと思って遠ざけてしまいがちだ。それに、個人的に学がある人は怖くて苦手だ。学がある人には言葉の力で勝てないと思ってる。奥村さん演じるWは思慮深くて賢くて尚且つ無邪気な可愛さもあるとても魅力的な女性なんだけど、多分リアルにお友達として居たら私は言い負かされてしまう気がする。

Mのその後の女性遍歴についてはただひたすらに「クズ〜!!!」と思ったけど、自分はそこまでには及ばないにしてもやっぱり心の拠り所を探してしまうのは共感できた。自分の話をすると、10年前に嵐のチケット当たらなくなってきたタイミングで関ジャニ∞にハマり出したり、LUNGSの東京10月公演が中止になって絶望した時にひたすらガルプラ*2を追ったり。心を満たしていたものが無くなると、どうしても心の釣り合いが保てなくなるものだと思う。Mの場合は待ちに待った赤ちゃんと愛していたパートナーのWどちらも失ってしまった訳で。「だからって別の女作ってもいいのかよ!!!!ゴラァ!!!!!!!」とは思うけど、同情はしなくもないよね。結局Wのことは傷つけたくなかったのにさらに傷つけてしまったけれど、あの場面での正しい対処の仕方はほとんど無いに等しい気がする。

 

 

 

「良い人間」ってなんだ?

劇中何度も出てくる「良い人間だよね」という台詞。MとWの言う「良い人間」は、なんとなく「思慮深くて賢くて、今の社会や地球の未来について深く考え、問題解決の為に行動を取る人間」を指している感じだった。それの逆バージョンが「後先考えずウェ〜イって子供作っちゃうタイプの人間*3」かな。「僕たちは良い人間だから、きっと良い親になれる」みたいな台詞があったと思う。

個人的に「人間の良し悪し」はずっと気にしてた話題だったから、こうして台詞にピックアップされていると深く考えざるを得ない。どうして個人的に気にしているかざっくり言うと、自分の今いる会社でそんな感じの言葉が頻出しているからです。(あんまり言うと身バレが怖いのでやんわり書きますが)社長が「人間学を学ぼう!!」みたいなやつが好きらしく「良い人間になろう」と良い言葉を並べながらも、要するにただひたすら精神論根性論を語られてるんです。「真面目にひたむきに仕事をしろ、逃げるな、仕事をこつこつ続けろ」といった感じ。勿論間違ったことは一つも言ってないけど、今の会社の方針に対して良く思ってない社員の私からすると、辞めたがる社員を縛り付けているように見えて仕方ない。信頼してついていこう!と思える職場じゃないのにそんな精神論だけ投げつけられてもますます心は離れるわ…と思ってる毎日なのですが。

話を戻して、個人的には人に良いとか悪いとかいう表現はあまり使いたくない。どんな人にも素敵だと思える部分はあるし、ちょっと好かんなという部分もある。これもオセローのとき書いたな…イアーゴーもただ悪い奴じゃないと思うんです。100%の悪人は存在しない、というのが私の勝手なポリシーです。人道的に良くない行いをしてしまうのは勿論ダメだけど(イアーゴーの後半にかけての行いほとんどがそう)、そうさせてしまう理由が大抵の場合ある。そうさせてしまう根本的な原因に対して何か処置をした方が賢明だと個人的には思う。

LUNGSにおける「悪い人間」は「社会のことや地球のことなど、とにかく後先考えず無責任な行為をしてしまう人間」であるとするなら、そうさせてしまう原因は何か。無責任になるしか無かったその人間を取り巻く環境、受けてきた教育や影響を与えた言葉たち かなと思います。そしてそれらに対して改善をしていくのが「思慮深くて賢くて未来のことを考えている人間」。結局は「良い人間」の方に負担が掛かる訳です。優しく聡明な人に冷たい世の中だと改めて思います。健やかに生きるには難しいことを考えなきゃいけないし、問題に向き合わなきゃいけない。これがいわゆる生きづらさに繋がるのかな、と思いました。

 

 

 

「未来に残す」こと

ラストに話は飛ぶけれど、あんな成り行きではあったものの2人の間に出来た子供は幸せに包まれて成長して、最後は(病床にいる)Mを看取るWの「愛してる」で終わる。このラストをみる為に、100分間の口喧嘩を見守っていたような気もします。色んな問題と向き合い、2人の距離が離れた時もあったけれど、行き着く先にあったのは何にも変えられない愛。暗がりから微笑むM、ひとりで光を受けるW。100分間の中のどのシーンよりもしんどさを感じた。(ラブシーンはしんどいというより普通にドキドキしました。愛に飢えてる単純なヲタクでごめんなさい)

正直、LUNGSのラストシーンがどうなるのかなと考えたときに、「100回泣くこと」*4のラストみたいになれば良いなぁと思ってました。ラストシーンが凄く印象的で大好きなんです。「100回泣くこと」は仲睦まじくお付き合いしていたカップルの女性 佳美が卵巣ガンを患い、男性 藤井が闘病生活を支えて懸命に見守る というお話。佳美は息を引き取ってしまい残された藤井は酩酊し毎日泣き続ける生活を送りますが、佳美の遺してくれた意志を引き継ぐ という想いを抱え、また生き続けるというラストです。「100回泣くこと」で残されるのは男性ですが、女性が亡くなって悲しい切ない、で終わらずに遺してくれた意志を受け取ってどう自分が残すか、と未来に繋がるある種の希望が見える終わり方。

対してLUNGSは「子供を持つべきかどうか話し合うカップル」という情報しか入れていなかった為、2人の人生のどこまでを描写するのか観劇前は分かっていなかったけど、子供の有無についての話をどう終わらせるか考えたとき、死が二人を別つときが終着点になると考えました。悲しい終わり方ではあるけれど、最後の台詞に救われた気がした。個人的には理想の終わり方になってて嬉しかった。

きっと最後の最後2人はかなり年老いていると思うけど、そこまで年老いたような動作をしないのも良かったと思う。重ねた年数も大事だけど、紛れもないあの2人があの場で静かに物語を終えることに意味があると思った。

 

 

 


LUNGSを見た私がどうしていくべきか

パートナーはおらず、どちらかというと子供は持たないでいたいと思っている私がLUNGSを見て思ったことは、率直に言えば「パートナー欲しい…」。Wが子供を持つことについて不安だと言うシーンがあります。MがWに対して抱えるコンプレックスをチラッと見せるシーンもあります。自分の弱みを見せても支えてくれる人、話を聞いてくれる人が欲しいと思った。誰かに頼る、甘える、支えてもらうという行為は、私にとっては自分の醜さを晒け出す行為だと思う。女である私がこんなクソッタレな社会で働くためにはとにかく強くありたいと思うし、弱い部分は見せたくない。そういう意地っ張りなところが自分をより生きづらくさせてるのは分かってはいるけど、どうしても鎧は外せない。そんな鎧を解いてくれる人に出会いたい。それは彼氏でもいいし、友達でもいい。そばにいてくれる人なら。

今後私個人の課題としては、弱みを見せても良いなって人を探すことと、先輩や同僚に弱みを見せられるか考えてみることかなぁ。パートナーの居ない私には子供を持つべきかどうか という議題は飛躍し過ぎてるけれど、決して関わりの無い事ではない。子供を持つという選択をした時に、誰もが少しでも生きやすい世の中にしていくのはこの地球で生きている全員の課題だと思う。

この舞台を体験して、今までに無かった新しい視点を見つけるというより、今持っている考えをより深めることが出来た気がする。

 


最後に

素晴らしい作品を作り上げた神山くん、奥村さん、谷さん、その他スタッフ関係者の皆様に御礼を申し上げます。本当に良い体験、良いエンターテイメントを味わわせてくれてありがとうございました。

また、今回は降板となってしまった谷村さんのご回復、今後のご活躍をお祈り致します。谷村さんの演じるWもいつか見たいし、別の形でも神山くんとの共演が見てみたい。今後をますます楽しみにしています。

 

 

今回の舞台で出会えたご縁にも感謝!!

やっぱ現場は最高だよ!!!!!!!

おらぁ!!!!!!!

 

 

 

 

*1:多くの神山担には忘れられないあの9月。2018年 新橋演舞場にて上演された中村芝翫さん主演のシェイクスピア翻訳劇。神山くんはキーマンであるイアーゴー役を熱演

*2:正式名称「Girls Planet 999 少女祭典」。先月までAbemaTVで放送されていた日中韓合同ガールズグループオーディション番組。初めてサバイバル番組を追って感情めちゃくちゃになりました。ちなみにヨンウンペンです。

*3:正直こういう人は身近に結構居て、何考えてんだろとは思う。だけど彼らは彼らなりに起きてしまったことに対して考えていて、一概に否定するのはあまりに残酷な気もする

*4:中村航さん著の恋愛小説。カップルの闘病生活を描く悲しいお話。関ジャニ∞大倉忠義さんと桐谷美玲ちゃんで映画化。初めて一人で見た映画ですが、正直ラストシーンはあまり覚えていない。

FE風花雪月 貴女の笑顔を見に行く2周目プレイ日記②竪琴の節

前回のあらすじ・ヒューベルトの緩急にドキン

 

 

 

このプレイ日記はエーデルガルトの笑顔を見るために2周目を決意した女のゆるゆるボヤキである。

目標

  • エーデルガルトの笑顔を見る
  • 回復役としてメルセデス、成長後の姿が個人的に好きなのでレオニーをスカウト予定
  • 素敵な帝国を作る

 

 

今回から気になったところ、突っ込みたいところをスクショしてみました。(4月の演習終えてからこのブログ書く事決めただけ)

 

 

 

 

2週目となると序盤の散策クエストがとてもめんどくさい。シルヴァンから受注した食事会で絡みを見たくなったエーデルとベルを選んだら即支援Cになって笑った。

てか何気に全女子の食の好みを把握してるシルヴァンの情報網エグくない?お前は探偵か?これ以降男性陣の好みも把握できるけど、本当にどこ情報なんだろうか。生徒たちに「よく私の好み知ってましたね!」って言われるけど先生のエスパーか、神祖の力か、はたまたシルヴァンの探偵スキルなのか。謎は深まるばかりだ。

 

そんなこんなでエーデルガルト・ベルナデッタ支援C

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エーデルにビビるベル、海にビビるエーデル。なんでも出来そうに見えて実は不器用なのかな?エーデルに怖がり過ぎてもエーデルが寂しがっちゃうからベルも程々にしてあげてね…想像以上に可愛い絡みでしたご馳走様です。

 

散策。スカウト予定のレオニーに会いに行く。

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1周目金鹿やったけど、ジェラルトパパの支援が無いからか、レオニーとの師弟関係あんまり出てこないよね。最初は勝手に弟子名乗ってるイタい子だと思ってましたごめんね。

私の今までの2次元女子遍歴にかなり近い子であるレオニー。すぐ迎えに行くから待っててね

 

散策で世間話するペトラ。

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ブリギッドは暖かい地域らしい。今より薄着ってもうほぼキャミレベルでは???ガルグマクのセックスシンボル・ドロテアより痴女の才能をチラつかせるペトラちゃん、いけない子。

 

そんなセックスシンボル・ドロテア先輩とウブ可愛いフェルディナントの支援C。

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こんな美人にこんな事言われたら1ヶ月は眠れなくなる。何かしら因縁があるようなドロテアと、何のことかも分かってない感じのフェルくん。うちのクラスで1番ラブコメしてる組。

 

フリー戦闘でレベル上げすっぞ。

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順調にレベルを上げていく黒鷲の生徒たち。この台詞、リンハルトの性格が詰まってて凄く好き。己の身を守るために、リンハルトには人一倍強い子になってほしい。修道士にクラスチェンジさせたのでバキバキ魔法使いを目指すわよ!!

 

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1周目で弓ユニット(メガネイグナーツ、最推しアッシュくん)をひたすらクソしょぼ成長させてしまったのでベルを引っ張り出したらMVPになりました。スナイパーベルになれる日も近いかな。

 

ドロテアお姉様と先生の支援C。痴女バトル開始。

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20代に入っても未だに良い人見当たらない私にグサグサ来る台詞で仕留めてくるセックスシンボル。そもそも花を咲かせられてもいないかもしれない。こてんぱんにされたけど「女同士もいいかもね」なんて匂わせてくるのやめてよ〜!ドロテアとの未来ちょっと考えちゃったじゃ〜〜〜ん!!!!ぴえ〜〜〜〜〜!!!!

 

 

 

そういえば今月は盗賊討伐が課題でした。出撃前でも相変わらず賑やかな黒鷲の生徒たち。

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言葉はたどたどしくてもかなり真面目で意欲的な姿勢を見せるペトラ。めちゃ常識人やないか…トゥンク。

レッツ実戦。

 

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トドメを刺すと聞ける台詞。慈善活動とはいえやっている事は本物の兵士達と変わらない。歌劇団出身ドロテア姉様はさすがに複雑そう。士官学校の母体である「教団」に思うところあり?

 

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意外にも心が傷んでいるエーデルガルト様。将来一国を担う立場の人だからねあんた、この気持ちを忘れるんじゃないよ(先生の教え)

 

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戦闘嫌いなリンハルトがウインドをかました後。イマイチ分かっていないけど魔法でやっつけた敵は血を流すのだろうか…?過保護な先生はリンハルトに護身用の剣を握らせているけどそれも可哀想に思えてきた…ごめんねぇ…


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ベル、あとで生徒指導室に来なさい。

いや〜〜でも正直めちゃくちゃ分かる。ビビり過ぎたり まじ無理な状況に置かれると言い過ぎちゃう時ってあるよね。言ったあとで人の目気になって後悔しちゃうよね。分かるよベル。でも盗んでええことはないんや、人を殺すことに焦点置いてないの意外だった。

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ところでベルちゃんの絶対領域ばちくそエロ尊いけしからん。世界線がひとつ違えば可愛い衣装着せて踊らせてた。ねぇベルちゃん、スクールアイドルになって廃校寸前の学校を救わないかい?

 

一方でクソ成長をかます男性陣。
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さっさとレベル上げして高貴なお姿にさせたいフェルディナント。しょぼ顔可愛い


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えーーーーー!!!!!!ままならぬフェイス可愛すぎでは???顔のパーツ半分見えてないのにこの可愛さ????前髪上げたら世界壊せるのでは???もしかしてヒューベルト君が神祖なのか???この地に生命を与えたのは君なのか????ヒューベル教か???ままなら顔で宗教画描くぞ???

 

 

そんなこんなで無事コスTASをエイッして帰還。ザナドに懐かしさを感じる主人公とソティスであった。


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謎マウントで近寄ってくる皇女殿下。まじで師のこと好きなんちゃう????私にはドロティスもベルたそも ままならヒューも居るのに???なんでそんな近寄ってくるのまじ


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エーデルガル教設立した



 

第一部 竪琴の節・所感

  • エーデルガルト

ベル支援Cでカナヅチであることを告白したりベルに怖がられて寂しそうな顔をして不器用さをチラつかせたり、「私もそう思ってた(はあと)」とか言って擦り寄ってきたり、先生の守りたい衝動を描き立てようとしてくる小悪魔ちゃん。不遜とか言うてたけど可愛いとこあんじゃ〜ん。新ジャンルのアザトカワイイ。

  • ヒューベルト

いやまじなんなん???他クラスの担任してたら「消しますよ笑」とか言うくせにめちゃ可愛いとこだらけでは??ままならフェイスがキュンですじゃん…ただ勝利台詞でエーデルガルト様連呼するのが解せん。この2人のこの繋がりを解明したい先生であった。

  • フェルディナント

ユニット動かすたびに名乗るのやめて面白いから。強キャラ感あるから色んな敵にぶつけたら普通に削られまくっちゃってごめんね。強い男にしてあげるからねごめんね

  • リンハルト

いちいち台詞が悲しいから過保護な先生はもう戦闘に出したくない(半泣き)先生もやらせたくてやってる訳じゃないの……何故この時代に生まれてしまったんだNo.1。

正直印象薄過ぎて記憶無い。リンハルトと真逆で戦闘にめちゃくちゃ意欲を出してくるのが逆に見てて虚しい。

  • ベルナデッタ

生活態度に大問題はあるけどめちゃくちゃ共感できちゃう…ここまで現実から目を背けようとする訳がありそうだ。逞しく育ってほしい

  • ドロテア

ガルグマクのセックスシンボル。唯一の平民ということもあってドドド暗い過去ありそうだしクソ重い女拗らせてそう。悲壮感エグいもん。こういう可哀想で惨めだけど健気に強く生きてる女大好き

  • ペトラ

いやめちゃ真面目じゃん!!!意欲的だし向上心もあるし良い子すぎる。こういう子に限って闇堕ち…は無さそうさすがに。そんなんされたら私人間不信になる。

 

リアル生活忙しくて全然進められまてん

 

FE風花雪月 貴女の笑顔を見に行く2周目プレイ日記①プロローグ 大樹の節

3月に購入したファイアーエムブレム風花雪月。

サボりにサボりまくってようやく半年経って1周目の金鹿(翠風)ルートをクリアした。プレイ前に青獅子(蒼月)ルートの実況動画を見て、青獅子と金鹿のメンバーはほとんど把握している。

↓以下翠風・蒼月ネタバレ有

 

 

 

今回は翠風でも蒼月でも報われなかったエーデルガルトちゃんの笑顔を見に行く為、データ引き継ぎをして黒鷲(帝国ルート)に行くつもりだ。

 

現時点で知っていることと知らないことが色々あるので、自分用の記録としてゆるくプレイ日記をつけてみたいと思う。

 

知っている(1周目で知った、やった)こと

  • 翠風(1周目)、蒼月(実況動画)のストーリー
  • 最推しアッシュくんと翠風で結婚した
  • 適当にスカウトしたシルヴァンの支援B
  • クロードの野望、ディミトリの正義
  • 帝国ルート、教会ルートが存在している事

 

知らないこと

  • 帝国ルート、教会ルートのストーリー
  • エーデルガルトが報われるかどうか
  • レア様の本当の怖さ

 

 

目標

  • エーデルガルトの笑顔を見る
  • 回復役としてメルセデス、成長後の姿が個人的に好きなのでレオニーをスカウト予定
  • 素敵な帝国を作る

 

 

ちなみに女性主人公です。

 

 

第一部 4月

もはや懐かしささえ感じる大樹の節・4月。

学級選択後みんなが集まる会話シーンが想像以上にほのぼのしてて驚いた。リンハルト然りベルナデッタ然り、うちの学級はとにかくマイペースで個性派揃いみたいだ。ヒューベルトがこちらに向かって「うちのクラスまとめるのは大変やけどまぁ頑張りや」みたいに笑いかけてくれたのがキュンとした。(全くそのような台詞では無い)

ところでエーデルガルトが師(せんせい)って呼んでくるのは何?専ニク*1??きゃわじゃん

 

最初の模擬戦で適当に進めてたらヒューベルトの魔法が弾切れになり、終盤何も出来ずに移動するだけのユニットになってしまったので本当に申し訳ないと思っている。でも5発しか持ってないから絶対こうなるよね??ならない??そっか。ヒューベルトに絶対「あのクソ女、消しますよ」って言われてる。泣いちゃう。ヒューベルトに一喜一憂した4月でした。

 

第一部 大樹の節・所感

  • エーデルガルト

早速意味ありげな感じで専ニク使ってくるかわい子ちゃん。私の目標は貴女の笑顔を見る事。

  • ヒューベルト

早速一喜一憂させてくる罪深き男。翠風で初っ端「消しますよ」言われた時は泣いちゃったので自分の先生には心開いてくれるんかな…ドキドキ

  • フェルディナント

黒鷲の責務担当。翠風でめちゃいいヤツだったローレンツくんとの違いは今のところ分からない。

  • リンハルト

やれやれ系。良くも悪くも印象変わらなそう。

黒鷲の弟系。アッシュくん程可愛くは無いが今後に期待。ガチムチにだけはならないでくれ。ガチムチで可愛いのはラファエルだけよ。

  • ベルナデッタ

寮に迫りに行くのが楽しい妹系。私の最推しアッシュくんと同じく弓キャラらしいのでドラゴンに乗せたい。

  • ドロテア

綺麗なお姉様だけど一番常識人ぽい。まぁ唯一のガチ平民だし。大人の女の話が出来そう。

  • ペトラ

カタコトキャラ可愛い〜!アクティブそうなので私と趣味が合わなそう。ぴえんって意味知ってるかな?色々言葉教えてあげようね

 

5月に続く。

 

 

 

*1:主にアイドルヲタがアイドルにつける、自分だけが使うニックネーム

自担が結婚発表しました。私と二宮和也のこれまでとこの先。

だいぶ落ち着いてきました。

 

来年から晴れて社会人になる私が、この人生の半分以上を費やしてきたアイドルの結婚発表について、思ったことを書きます。

 

そもそも、筋金入りのアイドルヲタである私が熱愛報道の類に興味を示さなくなった一因は二宮和也である。ファンになり始めた頃はもちろんそういう話には敏感だった。小学生の頃の私は彼に相当恋をしていた。熱愛報道の相手になった女優が嫌いになり、悪口を言いまくっていた。ところが彼は何度も色んな相手と報道されるものだから、正直な話、慣れてしまったのだ。しょうもない噂話にイライラする為のカロリーが勿体ないと気付いたのだ。

噂話には留まらず、ツーショット写真が出回った時もあった。そこまで来てしまえばもはや呆れていた。彼も人間だ。それなりの色恋はあって当然だ。そう思うようになった頃から、なんとなく二宮和也に対する恋心は薄れ、代わりに憧れが芽生えた。片思いの憧れではなく、尊敬の念だった。

元々、私は彼の演技や歌声、ダンスが好きでファンになった。私は彼の才能に惚れているのだ。彼は人間離れした才能を持ちながら、その人間臭さであらゆる人の懐に入る距離感の近さ、親しみやすさを兼ね備えている。私は彼のそういう所が好きでファンになったはずだ。

そもそも彼と恋人になれるなんて最初から思ってない。現実的に考えて無理なのは、多少脳みそが小さくても分かる話だ。だからこそ私は「同担拒否」という考え方が苦手で……ってこの話は長くなりそうなので切るとして。

 

私は二宮和也という人間が好きであると同時に、二宮和也というアイドルが好きだ。彼がアイドルでいるからこそ私は彼を応援できているし、この出会い方こそ運命であったと思っている。

この曲のあそこの歌い方が色気があって好き!とか、このドラマのあのシーンの目線の動かし方がリアリティあって最高!とか、そういう細かな「好き」を楽しんできた。「好き」と思ったところを声に出して叫んだり、ツイートして共感しあったりする。これが私の「好き」の昇華の仕方だった。

だからこそ、彼が活動休止までアイドルを全うしてくれさえすれば、私は文句は無いのだ。アイドルでいてくれている事が「好き」なのだから。

 

 

正直、アイドルは裏で何をやっていようが構わないと私は思っている。仕事さえ全力でやってくれさえすれば。勿論本人が幸せになれる道なら選んで欲しい。だけど「アイドルの幸せが自分の幸せ」にも、限度はある。

大きな仕事が決まったり、評価されて表彰を受けたり。そういう本人の誇らしいことはめちゃくちゃ幸せだ。でもそこに結婚も入るじゃん!とは言い難い。

確かに結婚は、人としての幸せの形のひとつではある。だけど何となく、アイドルという愛嬌やパフォーマンスを売りとする職業には多少なりとも影響する。例として、孤独な私生活を面白おかしく話してきた彼のパブリックイメージは大きく変わっていくだろう。

アイドルに限らず芸能人は「私生活と表舞台でのギャップ」というトークテーマをよく使う。煌びやかなイメージのあるタレントが「実は休日は灯りをつけずに生活してます」なんて話す場面はかなり多い。ぶっちゃけ多少話を盛っていてもその場が盛り上がればオッケーではあるが、既婚者だとそうはいかない。トークも才能の一つである二宮和也が今後どうやって私生活トークを進めていくのか、凄く気になる。個人的に今1番の不安は、彼が作り上げてきたパブリックイメージがどうなっていくのか、かもしれない。

 

 

お相手の事も少しだけ。

俗に言う「匂わせ」行為、あそこまでいやらしいと笑いの種にはなっていたが、まさか本当に入籍してしまうなんて思ってはいなかった。嵐ファンにはずる賢い悪女のイメージがついていると思う。世間の意見は色々だが、悪いイメージはやっぱり好ましくない。既に芸能界を離れているらしいので、出来れば注目を浴びないように穏やかに家庭を築いていって頂ければ、双方のイメージも保たれるだろうと思う。

貴女は才能溢れるトップスターの伴侶になったんだ。彼を1番近くで支えてあげて欲しい。彼の支えになりサポートしてあげることが、きっと貴女の役目なのだろう。日本中には彼の才能を望む人が多くいる。彼に救われた人が多くいる。そんな彼を癒してあげられるのはきっとファンじゃなくて、貴女だ。

彼に選ばれたんだ、全力で幸せになってくれなきゃこっちだって黙ってられない。悔しさはまだ残るけど、どうかお幸せに。私達の二宮和也を頼んだよ。

 

 

これから状況は変わっていくかもしれない、ファンも極力騒がないようにした方がいいだろう。ファンの過激な意見はタレントのイメージに直結する。心の整理がつかない人も多いと思うが、時間が解決するかもしれないから。今はその時を待つしかない。みんな大人しくしていよう。大丈夫、嵐は全うしてくれる人達だから。そう信じている。

 

 

 

私の初恋相手に、幸あれ。