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二宮神山担の思うこと

最推しが最後の2期生として卒業しました。私が #鈴木絢音 に贈りたい言葉。

推しが卒業するとブログ書く流れを数年前にやっていたので、今回も書こうかと。正直この人の卒業を語る日が来るなんて思ってもいなかったし、本当は来て欲しくなかったけど。

 

乃木坂46最後の2期生、鈴木絢音さんが卒業しました。私にとっては女性アイドルで一番の推し。そんな絢音ちゃんに私が贈りたい言葉を勝手に綴ります。

 

 

 

 

まず、絢音ちゃんを推すことが出来て、本当に楽しかった。絢音ちゃんを見つけることが出来て、本当に良かった。アイドルを10年も続けてくれて、本当にありがとう。多彩で多才な絢音ちゃんを語ろうにも、「好き!」という言葉しか出てこない。こんな簡単な言葉で片付けたくないくらいの大きな想いを私は表現し切れないです。

 

私が最初に絢音ちゃんを認識したのは、「真夏さんリスペクト軍団」が結成された頃。無口でおとなしくてこけし人形みたいな絢音ちゃんでした。自分がたぬき顔だからなのか、絢音ちゃんのキリッとしたお顔立ちに目を奪われ、さらに自分と同学年と知り、どんどん興味を惹かれていきました。

同時に2期生の皆もまるっと応援し始めました。自分のヲタク的性質上、常にグループを引っ張るフロントマンより 日が当たることが少ない子達を応援したくなるのです。不遇だと言われていた2期生の皆はそれぞれ個性的で、結束力が強くて、可愛くてかっこいい。みんなのことが大好きです。

 

私が絢音ちゃんを推し始めてから、絢音ちゃんの躍進が始まりました。16th収録「2度目のキスから」でユニット曲を貰い、17th収録「風船は生きている」で初のアンダーフロント、20th収録「新しい世界」で初のアンダーセンター、21st「ジコチューで行こう!」でついに選抜入りを果たしました。数字で並べると本当に凄い大躍進。少しずつ着実に歩みを進めていく絢音ちゃんは本当にファンとして誇らしくて、絢音ちゃんに嬉しいことがあると自分も嬉しくなっていました。

もちろんポジションは大切だったけど、絢音ちゃんはどこにいても存在感があったし輝いていました。アンダーと選抜を行き来したり、歌番組で代打出演したりする事も多くて、いっぱい苦労した人なんだろうと思います。そんな苦労を見せずに、堂々とパフォーマンスする絢音ちゃんが本当に大好きでした。

 

絢音ちゃんの出る全ての現場に行くことは叶わなかったけれど、特に印象に残っているのは2つ。

1つ目は、初めて行った全国握手会。人生で初めて挑戦した握手会で、とにかくどうして良いか分からず、言われるがまま並んであっという間に絢音ちゃんとのご対面。「絢音ちゃんに会いに来ました!!」とごく当たり前な事しか言えなかった私の手を優しく握って、「えー!ありがとう!わぁ素敵なワンピース〜!!」と目を見開いてにこやかに言ってくれました。お気に入りのワンピを着ていって本当に良かった。あれから5年くらい経ってるのに未だに夢みたいな体験でした。

2つ目は、絢音ちゃん初座長公演「六番目の小夜子」。ホラーが死ぬほど苦手な自分でも絶対見てやる!!と意気込んで向かった新国立劇場 小劇場。舞台に立つ絢音ちゃんは私の知ってる絢音ちゃんは居らず、小夜子が妖しく笑っていました。私はベタベタなホラーがとにかく苦手なのですが、「六番目の小夜子」は人間の恐ろしさを描いた作品で本当に面白かった。ホラーだからと避けていた自分に新しい世界を見せてくれました。

 

絢音ちゃんを推していると、常に新しくてワクワクする体験をすることが出来ました。絢音ちゃんを推す事がなければ、何を喋るか考えながら握手会に並んだり、サイリウムを2本持って「超絶可愛い!」と叫んだり、現地で他のヲタクの人に声をかけたり、衣装コスを作ってライブに着て行ったり、女子アイドルの写真集を買ったり、ひとりで新国立劇場に行ったりすることは無かったのです。全部がキラキラしている、大切な大切な思い出です。

 

 

この春 私は転職して、新しい職場で慣れない毎日を過ごしています。勤務時間も変わってしまい、絢音ちゃんの卒業セレモニーをリアルタイムで見ることは叶いませんでした。ネットニュースのお写真を見て泣き、セトリを見て泣きました。そしてようやく4/1にリピート配信で絢音ちゃんを見送る事が出来ました。

絢音ちゃんの乃木坂人生を凝縮したセレモニーでしたね。見たかったもの全部見れた気がします。驚いたのは後輩メンバー全員が喋ったこと。乃木坂46はただでさえ人数が多く通常のコンサートMCでもお話できるメンバーはかなり限られますが、絢音ちゃんは全員と話がしたい!と時間を作りました。なんて温かい人なんだろうと思いました。今まで先輩や同期に喋る機会を貰ってきた絢音ちゃんが今度は自分の後輩に同じことをしてあげているように思えて、この10年の重みを感じさせられました。

ユニット、アンダー、選抜。それぞれに色々な思いが込められていました。大切な曲達を「後輩ちゃんの力を借りて」披露した絢音ちゃん。私は生駒里奈ちゃんの卒業コンサートを思い出しました。絢音ちゃんは生駒ちゃんの大切な曲「てもでもの涙」を2人で披露しました。もう5年も前になるんですね。同郷の後輩として可愛がってくれた生駒ちゃんのように、絢音ちゃんも後輩に対して多くのものを残してくれました。そして終盤に歌われた2期楽曲。守り続けてきた2期という場所を誰よりも誇りに思う絢音ちゃんらしいステージでした。

 

 

乃木坂のために走り続けてきた10年。悲しい物語にはしたくない。絢音ちゃんは全て大切だったと語りました。いつも自分のことは二の次でグループのために、メンバーのために、後輩のためにと言い続けてきた絢音ちゃんらしくとても謙虚で丁寧な人だからこそ出る言葉ばかりで、最後わがままを言えるのなら「また見つけてほしい」と。そんなのわがままなんかじゃないよ、と言いたくなります。

 

絢音ちゃんは私たちファンに「私を見つけてくれてありがとう」と言ってくれます。

正直私は昔からのファンでは無いのですが、私が絢音ちゃんを見つける事が出来たのは「真夏さんリスペクト軍団」があったからでした。もちろん真夏さんの存在も大きかったけれど、絢音ちゃん自身に「軍団に迎えたい」と思わせる魅力があったからだろうし、ただの仲良しチームで終わらせず1楽曲作ってCDに収録されるまでの魅力があったのです。ただでさえグループに人数が多く、全員がコンスタントにユニット曲を貰えない中で、あのタイミングでの楽曲化は絢音ちゃんにとっても私にとっても奇跡的で運命的でした。

ちょうど私が乃木坂46に興味を持ち始めた頃に、彗星の如く私の目の前に現れた絢音ちゃん。私が絢音ちゃんを見つけることはとても容易なことでした。

絢音ちゃんが「見つけてくれてありがとう」と言うのなら、私は「見つけられる場所に現れてくれてありがとう」と返します。そして、「どんな場所に移ろうとも輝いてくれて、見つけやすいようにしてくれて本当にありがとう」と伝えたいです。だからまた絢音ちゃんのことを見つけます。

 

あまり急かしても仕方ないことだと思うし、絢音ちゃんが自分のために使える時間を有意義に過ごしてほしいと願うばかりですが、私はまた絢音ちゃんを見つけられるように、いつまでも待っています。

 

10年間アイドルを頑張ってくれてありがとう。大好きな絢音ちゃん、本当にお疲れ様でした。